2020/05/27 17:51

おうち時間を楽しんでいる 所ジョージ的 生活のススメという番組をみました.
その中で、とても印象に残ったことがありました.
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所さんは、今の季節、ご自宅の庭で収穫した果物の文旦の実を 毎日5個 むこうと決めているそうです.
分厚い皮をむき、種、筋、綿などすべてキレイにとりのぞき、自分が食べるためではなく、家族のためにむくそうです.
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ガラスの器に盛られた 所さんがむいた たくさんの文旦の実.
『すごく面倒くさいの。でも、むいた皮を毎日 山にしたいの。カミさんの方に食べごろの甘い方を向けてあげるのよ』.
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この行動を、医学博士で精神科医の先生が分析されていました.
『人のために 何かをする 尽くす 人のことを考えてあげることは.
脳の中にある しあわせホルモンであるオキシトシンが分泌され、血流の流れを良くし、ストレスフリーに役立ちます』.
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所さんは、他にも、夜な夜な食べ物に関する作業をされているそうです.
ある日は、400個のクルミの実を殻からひたすら取り出したり.
200匹の魚をいただいた日には、1匹づつ身から卵と内臓を分ける作業をしたりと.
このような単純作業を繰り返されているそうです.
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これにも先生は.
『単純作業自体が呼吸を安定させますし、果物や木の実、魚などの自然のものの色や香りを感じると.
心が安らかになり、自律神経の安定につながります』.
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所さんは、誰かが喜ぶ顔が見たくてやっているようですが.
すべて、ご自身のしあわせホルモンにつながっているのですね.
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楽しみだという夕飯についても こんな風に言っておられました.
『夕飯って、ただ食べることじゃないからね.
夕方に食べるのがみんな夕飯だと思っているけど.
夕飯は、台所の音から、家に近づいた時の香りとか、家族のガヤつきとか、くだらない話とか.
そういうのが全部混ざって夕飯だからね
一番の楽しみなんだから』.
こういう考え方も、ご自身のポジティブな気持ちにつながっているようです.
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愛犬といっしょに食べるごはんについて.
『わんこ達みんな喜んでくれてるかな?』『ママやパパも楽しんで食べてくれてるかな』?と想像しながら いろいろ調べたり、レシピを考えたり、市場に行って彩り野菜を見てまわったり、ひたすら刻んだり、時間をかけて煮込んだり.
我が家の食卓でも、『コラー!待ってえ!ちょっと待ってぇ』と ガチャガチャしながら いっしょに食べたり.
その待ち遠しそうな顔、嬉しそうに食べる顔、食べる音、何も残っていないお皿をなめる音など
そのすべてが、私のしあわせホルモンの源なんだなぁ、とつくづく思わされた番組でした.